MCI(軽度認知障害)を認知症にしないことが重要に-2/3
 前回は認知症についての日本での話題や世界規模での問題になっているお話をしました。
---前回の内容はこちら→ http://www.fitnessgarage.jp/blog/index.php?e=272  

そして、MCIを認知症にしないために!!ということで何ができるかをまとめてみました。
まずは現状を知るところから。
認知症は80歳代で約5人に1人と言われており、世界では(2013)約4,400万人、2030年には7,600万人、2050年には1億3500万人と3倍近くまで増加すると予測されており、
高齢化でも先進国の日本も例外なく増え続けており、2040年代には日本で1,000万人を突破すると言われています。
「認知症」になる手前で食い止めることができないのか。
そこで「MCI(軽度認知障害)」です。
どんなことをするのか?
 愛知県にある国立長寿医療研究センターで私は「コグニサイズ」という運動プログラムを学んできました。
そこでキーワード。「デュアルタスクトレーニング」 2つの事を同時に行うという意味です。
・しりとりをしながら足踏みをする・計算をしながら歩くなど、体を動かしながら脳を刺激する事が「コグニサイズ」の根幹です。
この運動により認知機能がアップすることが国立長寿医療研究センターと愛知県大府市との共同大規模比較調査で確認され話題になりました。
その中で特に注目した点が「有酸素運動」での効果の点です。
 研究の中で比較されたのが「週3回、息が弾む程度の有酸素運動をするグループ」と「毎日ストレッチを行うグループ」に分けて、1年後に海馬の大きさを調べた研究があります。
海馬とは、脳の記憶や空間学習能力に関わる脳の器官であり、萎縮するとそれらの機能が悪くなっていくということです。加齢に伴い萎縮はしていくのが普通です。
さて、どうなったのか。

結果は、有酸素運動のグループの海馬は2%大きくなりましたが、ストレッチのグループの海馬は1.4%小さくなっていました。
運動の種類によって、脳への効果は異なっていたのです。
 ただ運動をする、だけでは認知機能という点においては有酸素運動を取り入れたものが、海馬の萎縮を守り、認知機能を維持することが研究から分かったのです。
そこで、先ほど出てきた「デュアルタスクトレーニング」と、「有酸素運動」を行なうにあたり、
「続かないなー」「1人では難しそう」など運動継続が難しいということが多くの声としてあります。
認知機能を維持することや、どういう運動をすれば良いかは理解できても、次の「行動」が「継続」できなければその効果は一過性のものとなります。
「運動は体に良い」はどなたでも知っていてもそれを「継続」することができるか。
次回最終回は、「どう継続するか」「こうしたら継続できる」というお話を実践を基にしたことを。
--- 次回へ -----

国立長寿医療研究センター認定コグニサイズ指導者
東京都健康長寿医療センター 介護予防運動指導員 
総合スポーツ フィットネスガレージななお 
インストラクター 小梶 崇(shu kokaji)



スタッフの誕生日祝いの一コマ
左手がタッチラグビー日本代表であり、ワールドカップ日本人初のMVP選手「辻 孝夫(弊社スタッフ)」
タッチラグビー普及を能登から!!とチャレンジしています。


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